こんにちは、こども教育研究家のこうへい先生です!
東京都世田谷区の教育現場で日々子どもたちと関わっています。
子どもに関する悩み、運動に関する悩みを中心に記事を書いています。
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「みんなの前で発表、発言できない子にどう関わっていけば良いかわからない💦」
そんな悩みを抱える方、多いと思います。
なぜなら、どの現場にも“人前で発言できない子”は一定数いるからです。
この記事を読んでいる方の中には、「人前で発言できない子」と聞いて
実際に特定の子どもの顔が浮かんでいる方もいるのではないでしょうか?
今日はそんな子のための記事です。
この記事では、教育のプロが「人前で発言できない根本の原因」と「子どもへのアプローチ」を紹介しています。
ぜひ参考にし、実践してあげてください。
人前で発言できない根本の原因
結論から言うと、《発言できない根本の原因はメンタルです。》
↓よく言われる話せない原因↓
・人前で話して恥をかいたことがある
・失敗するのが怖い
・自信がない
・視線に緊張する
上記のように、人前で発言できない原因は子どもによって様々ありそうですね。
人前で発言できない子たち、「会話が苦手か?」と言われるとそうでもありません。
家族や友達と普段話すときであればスッと話せるし、意見を言うことができます。
ということは、「発言する能力」自体は持っているんです。
それなのに発言できない。
なぜでしょうか…?
ここから分かることは
「人前で話せない」というのは能力の問題ではなくメンタルの問題ということです!
《「人前で話すのが苦手な人」がいるのではなく、「苦手と思い込んでいる人がいる」のです。》
「話す力をつけさせる」というより、
「僕(私)は人前で話すことができる!」という「思い込みを作るためのアプローチ」、「メンタルへのアプローチ」をしていくのが効果的です。
本日の記事は、「心」にアプローチする内容を書いていきます。
思い込みを作るための鍵
子どもの「僕(私)は人前で話すことができる!」という思い込みをどう作るか?
実はこの鍵は《聞き手》が100%握っています。
聞き手が子どもの話をどう聞くかが全てです。
《聞き手がどんなふうに話を聞いてくれたか》
これが、人前で話すメンタル(心)を作っていきます。
「どんなことを話せたか」よりも、
「自分の話に対して聞き手がどんな反応を示してくれたか」です。
次に、聞き手がどんな姿勢でいるべきかを書いていきます。
聞き手の基本姿勢
①まず肯定から入る(肯定)
②評価しない(断定しない)
③アドバイスしない
④話を最後まで聞く
⑤目線を合わせる
聞き方に関してはこちらの記事で詳しく紹介しています。
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まずは子どもが安心して話せる環境を整えてあげましょう。
そして「自分の話を人が聞いてくれた!」という経験を多く積ませてあげましょう。
本人が「発言できるようになること」を望んでいるか
人は“望んでいないこと”はやりたくありません。
人前で発言しない子にとって、発言は“望んでいないこと”に分類されています。
「望んでいないこと→望んでいること」に思考を変えることができれば、子どもは発言をするようになるでしょう。
では、どうすれば思考を変えることができるのでしょうか?
将来の望む姿から逆算させる
「本人が望んでいるのか」は、行動変容において重大な問題です。
「人前で発言ができた方が良い」と本人に気付かせるようアプローチをしていきましょう。
まず、その子が望む未来の自分の姿を考えます。
できるだけワクワクする未来を一緒に考え、語ってください。
ワクワクする未来を考えると、心が踊って「そんな姿になりたい!」と思えます。
そこで、「そんな未来に向かうために、どんなことができると良いか?」を一緒に考えます。
説教くさくならないように、あくまでワクワクした話の流れで話してみてください。
そして、対話を通して「人に伝えられる力があった方が良いよね」という結論に行きつくと本人の思考が変わっていきます。
「ちょっと怖いけど、人前で発言できるようになりたい…!!」
子どもがそう思えば、あとは応援し、少しの成果を沢山褒めてあげてください。
まとめ
本日の記事、いかがでしたでしょうか?
「人前で発言できない子ども」に対して、大切な聞き方とメンタルにアプローチする方法を書いていきました。
私の知識や経験が皆様のお役に立つと幸いです。
今日はこんなところで!
それでは👋
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