こんにちは、こども教育研究家のこうへい先生です!
東京都世田谷区の教育現場で日々子どもたちと関わっています。
子どもに関する悩み、運動に関する悩みを中心に記事を書いています。
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先日スーパーで“泣いている我が子にママがビンタをする”という光景を目の当たりにしました。
子どもは2歳半くらい?かな。
皆さんはこの光景を見たら、何を感じますか?
「我が子をぶつなんて最低!!」
「母親失格だ!!」
「人としてあり得ない!!」
「子どもがかわいそう!」
「母親の気が知れない」
そのような意見が多く出てくると思います。
ただ、困っているのは、助けてほしいのは、叫びをあげているのは「ビンタをした側」なんです。
そのママだって優しくしたいはずなんです。
「ママ最低っ!!」と感情に任せて突き放したところで、誰も救われない。
今日は、「子どもに当たってしまう心理」と「そうなった時の対処法」について書いていきたいと思います。
この記事が困っている誰かの助けになると嬉しいです。
子どもに当たってしまう心理
大人が子どもに当たってしまうのは「自分の感情がコントロールできないとき」です。
「自分の感情がコントロールできないとき」をもう少し噛み砕くと、
《子どもが自分の思ったように動かず、どうすれば良いかわからないとき》です。
「どうすれば良いか分からなくなる→追い込まれる→手が出てしまう」という順番で動いてしまいます。
子どもが自分の思ったように動かず、どうすれば良いかわからない
子どもが自分の思ったように動かない。
静かにしてほしいのにしてくれない。
どうすれば子どもが自分の思い通りに動くのかが分からずに、思わず手が出てしまう。
こういった場合は以下のどれかの問題が生じている可能性があります。
①子どもを思い通りにコントロールできると思い込んでいる
(だから思い通り動かないときにイライラする)
②既に自分のキャパを超えている
②子どもにどう関わったら良いかわからない
子どもに当たってしまいたくなったとき、どうするか?
ここからは、「どう対処していくか」のブロックです。
「怒り」「マインド」「心」の3つの視点からアプローチした解決法を提案したいと思います。
・怒りをコントロールする(6秒法、一旦子どもから離れる)
・マインドチェンジ(人はコントロールできないことを知る)
・リフレッシュする(自分の心を労わる)
怒りをコントロールする
まず、「怒りを湧き出ないようにすること」はできません。
ただ、「湧き出た怒りをコントロールすること」は可能です。
その具体的な方法を2つお伝えします。
6秒ルール
アンガーマネジメントでよく使われる手法、「6秒ルール」です。
怒りの感情は“カッっとして6秒後”から徐々に減っていくと言われています。
「カッとしても6秒は我慢しよう」と心がけると良いでしょう。
物理的に距離をとる
距離を取れる場合は、カッとした瞬間に物理的に子どもと距離を置きましょう。
そうすることで少し俯瞰して状況が見えたり、怒りのピークの6秒を超えることができます。
一旦子どもにいない部屋に移動するのも良いでしょう。
マインドチェンジ
子どもは自分と違う1人の人間、「他人はコントロールできない」ということを知りましょう。
マインドに関する考え方はこちらの記事で紹介しています。
「子どもとの人間関係」について学べる記事です。
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心を労る
「いつも頑張っている自分を認めて、心を労ってあげましょう。」
と言われて、皆さんは自分のことを認めてあげられますか?
僕自身、鬱になった経験があります。
実際心に余裕がない状態になると、「自分を認めてあげて」と言われてもできません。
そんな僕が鬱経験を通して、効果的だったアプローチをこちらの記事で紹介しています。
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まとめ
今日の記事、いかがでしたでしょうか?
疲れて心に余裕がなかったり、子どもに対する向き合い方が分からなかったり。。
根本の問題はそこで、決して“愛がない”わけではない。
僕は世の中の母親を心から尊敬しています。
この記事が誰かの助けになることを心から望んでいます。
今日はこんなところで!
ではまた👋
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